西山温泉にて
2009年 10月 30日
笛吹の水すれずれに黒き烏かすめ飛びたり枯葦の中に
富士川は白く乾きて砂利運ぶトラックが行く広き河原を
残雪に朝の陽照りて山ひだの爽やかに見ゆ西の山脈
重要文化財の欅の門扉あり風雨にさらされて木目浮き上がりたる
裏参道に小さきのぼり数知れず白地に赤き商店の文字
たらちねの母の愛もて世に生きよと講師の言葉まことせつなり
目ばかり出して顔をつつみし女等がよく話すなり袋かけつつ
朝な朝な挿し木の薔薇をのぞき見る赤く小さく芽のふくらむを
富士川は白く乾きて砂利運ぶトラックが行く広き河原を
残雪に朝の陽照りて山ひだの爽やかに見ゆ西の山脈
重要文化財の欅の門扉あり風雨にさらされて木目浮き上がりたる
裏参道に小さきのぼり数知れず白地に赤き商店の文字
たらちねの母の愛もて世に生きよと講師の言葉まことせつなり
目ばかり出して顔をつつみし女等がよく話すなり袋かけつつ
朝な朝な挿し木の薔薇をのぞき見る赤く小さく芽のふくらむを
by hahanamiko
| 2009-10-30 20:41
| 雑詠