昭和三十六年 四月号
2012年 02月 28日
折々に波におどるは何魚ぞ吾が行く船の右に左に
大島近く波のうねりの高まりぬいささかの風たつと見し間に
頭にのせて物を運べる大島のおみなは老ひて腰まがらずと
髪を包みモンペを着けて登るなり砂漠より来る風の強きに
立ちのぼる煙のうづが白雲の如くただよふ山上の空に
帰りには椿林の中をゆく残りの花を眺めながらに
大町桂月ゆかりの地とぞ赤松の林のなかにわらぶきの家
朝々を庭に来て鳴く鶯が今朝も来てをり樫の梢に
大島近く波のうねりの高まりぬいささかの風たつと見し間に
頭にのせて物を運べる大島のおみなは老ひて腰まがらずと
髪を包みモンペを着けて登るなり砂漠より来る風の強きに
立ちのぼる煙のうづが白雲の如くただよふ山上の空に
帰りには椿林の中をゆく残りの花を眺めながらに
大町桂月ゆかりの地とぞ赤松の林のなかにわらぶきの家
朝々を庭に来て鳴く鶯が今朝も来てをり樫の梢に
by hahanamiko
| 2012-02-28 22:50
| 美知思波