母の詠草


by hahanamiko
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

三十七年 四月

吾が体置どころなし五十人一つの室にまろび伏しゐて

明けきらぬ元町港の桟橋に深々と息吸ひて侘ちたり

カンガルーも鹿ものどかにまろびゐて猿山の猿忙しく動く

若草の萌ゆる時こそ偲ばれれ大室山はまろき芝山

巨大なるに驚き可憐なるを愛で声あげて廻るサボテンセンター




紅梅のつぼみに光る露ありて雨やわらかしあしたの庭に

小さき穴あればそこより指を入れ障子を破ることも覚えき

朝夕に水まきて心和むなりガーベラも百合も芽立ちてゐるに
by hahanamiko | 2016-11-03 21:12 | 美知思波