みずみずしく茂れる羊歯を折りしきて先ず取りいだす握り飯包

天女山の頂に侘ち向かひたる八ツの峰々余りに近し

美し森キャンプ場見ゆ白樺とつつじと赤きバンガローの屋根と

爪の中につまりし土をもてあます二株ばかり鈴蘭堀りて

村に入れば蚕座のにほひしきりにて上簇すでに終わりたるらし

父も母もすでに在まさぬふるさとの家に座りて迫りくるもの

土ほこり捲き上げながらバスは行く登美の高地を藤井たんぼを
by hahanamiko | 2011-10-23 11:34 | 美知思波