昭和三十二年 五月号


己がじし謂ひたきこと謂ひあいてむなしき刻をすごしけるかな

鯉のあらいわかさぎのフライ蜆汁湖畔の宿の食膳にあり



笛吹のゆるき流れにうつりたり枯れたる葦と草を食む牛

山々はうす紫にかぎろひて芽生えそめたる和らぎに充つ

要害温泉の三階の窓より眺めたる山のなだりの紫つつじ







信仰とは己を正すことなりと亡父は常に諭し給ひぬ
by hahanamiko | 2009-08-03 00:07 | 美知思波