昭和三十六年 十一月号

関東一の大伽藍とぞ九分どおり改築成れる善光寺本堂

赤銅の屋根よし丹塗りの柱よし七十五尺の高き棟よし

大仏はやはり美男に在すなり善光寺本堂ま東にして

十万坪に堂塔伽藍ならびたる其のかみのこと想ひみるなり

鎌倉時代の刀きずあり槍きずあり薬師堂四隅の丸き柱に

金色に耀き在す薬師如来その顔拝すせまき御堂に

泉石に昔ながらに容良き松も残れり草生のなかに

見かへれば夕陽をあびておごそかなりここより見ゆる善光寺本堂
by hahanamiko | 2013-01-16 19:12 | 美知思波